【GA4初心者向け】コンバージョン率を上げるイベント設定完全ガイド|成果を正しく測る最新GA4の使い方

はじめに|「アクセスはあるのに成果が分からない」と感じていませんか?
GA4を使っていて、
こんなふうに感じたことはありませんか?
アクセス数は見られるけれど
成果が出ているのか分からない

どのページが問い合わせや購入に
つながっているのか知りたい

コンバージョン率を上げたいけれど
何から見ればいいのか分からない

これは、GA4を使い始めた多くの方が必ず通る、とても自然な悩みです。
GA4は高機能な分、「できること」が多すぎて、何をどう使えばいいのか分からなくなることがよくあります。
ですが安心してください。
原因は、あなたの理解力やスキル不足ではありません。
この記事では、
- 最新のGA4で「成果」とは何なのか
- なぜイベント設定がコンバージョン率アップにつながるのか
- 初心者は、どこから考えれば迷わないのか
を、専門用語をできるだけ使わず、
実務につながる視点で丁寧に解説していきます。
まず、
GA4で成果を測るための“考え方の土台”
を整えていきましょう。
そもそもGA4は「何を測るツール」なのか?
GA4は「アクセス数を見るツール」ではない
GA4というと、
ユーザー数
ページビュー
セッション
といった数字を思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、それらも大切です。
ですがGA4の本質は、そこではありません。
GA4は、

ユーザーが「何をしたか」を把握するためのツール
です。
- どこで行動が止まったのか
- どんなページを見たのか
- どこまで読み進めたのか
- どのボタンを押したのか
こうした「行動の流れ」を見るために設計されています。
なぜGA4は「行動」を重視するのか?
理由はとてもシンプルです。
アクセスが多くても、
- 問い合わせされていない
- 購入されていない
- 次のページに進まれていない
のであれば、ビジネス上の成果にはつながっていないからです。
GA4は、
「来た人数」より「どんな行動をしたか」
を見ることで、改善につながるヒントを得ることを目的としています。
コンバージョン率とは何か?GA4での最新の考え方
コンバージョン率=「成果につながった割合」
コンバージョン率とは、サイトを訪れた人のうち、成果につながる行動をした人の割合を表す指標です。
成果とは、たとえば次のような行動です。
問い合わせ

資料請求

商品購入

会員登録

これらはすべて、サイト運営の目的そのものと言えます。
GA4では「イベントの中の成果」を見る
GA4では、
- すべてのユーザー行動は「イベント」
- その中で「成果として扱いたいもの」を選ぶ
という構造になっています。
つまり、
GA4におけるコンバージョン=成果イベント
です。
「コンバージョン」という言葉が消えたわけではなく、イベントの一部として整理されたと考えると混乱しません。
GA4におけるイベントとは?
イベント=ユーザー行動の記録
GA4でいう「イベント」とは、
ユーザーがサイト内で行った、すべての行動の記録
たとえば、
ページを表示

ページをスクロール

リンクやボタンをクリック

ファイルのダウンロード

これらはすべてイベントです。
GA4では、
- ページビュー
- 滞在時間
- コンバージョン
など、すべてがイベントを土台にして成り立っています。
GA4で自動的に記録されるイベント
GA4には、最初から自動で計測されているイベントがあります。
代表的なものは次の通りです。
page_view

ページを表示
scroll

ページの約90%以上を
スクロール
click

外部リンクのクリック
file_download

ファイルのダウンロード
初心者の方は、「何もしなくても、基本的な行動はすでに取れている」という点を、まず理解しておけば大丈夫です。
すべてのイベントが成果になるわけではない
ここで、とても大切なポイントがあります。
イベント=コンバージョンではありません。
たとえば、
ページを表示した
スクロールした
これらは重要な行動ですが、それ自体が「成果」とは言えません。
GA4では、成果として扱いたいイベントだけをコンバージョン(成果イベント)として指定するという考え方をします。
なぜイベント設定がコンバージョン率アップにつながるのか?
見えていない行動は、改善できない
イベント設定が不十分な状態では、
何人来たか、どのページが見られたか、までは分かっても、
- どこで迷ったのか
- どこで止まったのか
- なぜ成果につながらなかったのか
が見えません。
これはつまり、改善の材料が足りない状態です。
イベントがあると「改善の場所」が具体化する
イベントを正しく捉えられるようになると、
- 押されていないボタン
- 使われていない導線
- 離脱が多いステップ
が、数字として見えてきます。
その結果、以下のように具体的で小さな改善ができるようになります。
- ここを分かりやすくしよう
- ここに説明を足そう
- 配置を少し変えてみよう
最終成果だけを見ないことが、改善への近道
「購入完了」だけ見ても、改善は難しい
初心者の方がよくやってしまうのが、
- 購入完了
- 問い合わせ完了
といった最終成果だけを見ようとすることです。
もちろん重要ですが、それだけでは、
なぜ成果が出なかったのか
どこを直せばいいのか
が分かりません。
中間イベント(マイクロコンバージョン)という考え方
たとえば、問い合わせまでの流れを考えてみましょう。

- サービスページを見る
- 問い合わせボタンをクリックする
- フォーム入力を始める
- 送信完了
この中で、
- ボタンが押されていない
- フォーム入力で止まっている
といったポイントが分かれば、改善すべき場所は一気に絞れます。
こうした途中の行動を中間イベント(マイクロコンバージョン)として捉えることで、コンバージョン率改善は、ぐっと現実的になります。
GA4は「成果への道筋」を見るツール
ここまで
- GA4におけるイベントとコンバージョンの最新の考え方
- なぜイベント設定が重要なのか
- 成果を「点」ではなく「流れ」で見る理由
を整理してきました。
大切なのは、
GA4は、成果を評価するためのツールではなく、成果に近づくための道筋を教えてくれるツール
だということです。
まずは現状把握から|すでに計測されているイベントを確認する
いきなりイベントを作らなくて大丈夫
GA4のイベント設定というと、
何か難しい設定が必要そう

最初から作り込まないといけなさそう

と感じてしまう方も多いのですが、いきなり新しいイベントを作る必要はありません。
まずやるべきことは、とてもシンプルです。
今、どんな行動がすでに記録されているかを知ることです。
GA4でイベントを確認する手順
GA4の管理画面で、次の順に進んでみてください。

- 「エンゲージメント」をクリック
- 「イベント」を開く
ここには、現在あなたのサイトで記録されているイベントが一覧で表示されます。
代表的なものとして、
page_view
scroll
click
file_download
などが並んでいるはずです。
この段階では、意味を完璧に理解しようとしなくて大丈夫です。
こういう行動が、すでに数字として取れているんだな

と、眺めるだけで十分です。
成果を測るために考えるべきことは「たった1つ」
先に決めるのは「何を成果にしたいか」
イベント設定でいちばん大切なのは、操作方法ではありません。
「何を成果として見たいか」を先に決めることです。
たとえば、
問い合わせを増やしたい
資料請求の数を把握したい
商品購入までの流れを改善したい
このどれか1つで構いません。
すべてを一度に測ろうとすると、必ず混乱します。
初心者におすすめの考え方
初心者の方には、まず次のように考えるのがおすすめです。
まずは、サイトの目的としていちばん分かりやすい成果を、1つだけ決めましょう。
- 問い合わせ完了
- 購入完了
ここでは、「あれもこれも成果にしたい」と考えなくて大丈夫です。
まずは1つに絞ることで、GA4の数字がぐっと見やすくなります。
次に、その成果の直前で起きている行動を1つ選びます。
- 問い合わせボタンのクリック
- フォーム入力の開始
「ここまで来てくれたら、あと少し」という行動です。
この一歩手前を見るだけで、「どこで止まっているのか」「どこを整えればよさそうか」が、自然と見えてくるようになります。
この2つだけを意識するだけで、
どこで止まっているのか
どこを直せばよさそうか
が、自然と見えてくるようになります。
すべてを完璧に把握しなくても大丈夫です。
この考え方だけで、GA4は十分「使えるツール」になってくれます。
GA4でイベントを作成する方法
コードを書かなくても設定できる
GA4では、管理画面上の操作だけでイベントを作成できます。
タグを追加したり、プログラムを書いたりする必要はありません。
専門的な知識がないと無理そう…

と感じる方も多いですが、基本的なイベントであれば、画面の選択と条件設定だけで完結します。
まずは、すでに計測されている行動をもとに、
これを成果として見たいな

というものを1つ選ぶだけで十分です。
プログラムや専門知識がなくても、GA4はきちんと成果測定に使えるよう設計されていますので、安心してくださいね。
カスタムイベント作成の基本手順
次の手順で進みます。




ここで、
- 既存のイベント
- ページURL
- イベント名
などを条件にして、新しいイベントを定義します。
例:問い合わせ完了をイベントにする
たとえば、
問い合わせ完了ページのURLが/thanks/ や /complete/ のようになっている場合、
設定例は次のようになります。
page_view
page_location
thanksを含む
これで、「問い合わせ完了」というイベントを作ることができます。
この方法は、
- 設定が簡単
- 誤計測が起きにくい
という点で、初心者の方に特におすすめです。
イベントを「成果(コンバージョン)」として扱う
GA4ではイベントと成果は別物
ここで、もう一度整理しておきましょう。
GA4では、
行動の記録
成果として扱うイベント
という関係になっています。
イベントを作っただけでは、成果としては集計されません。
コンバージョンに設定する手順
手順はとてもシンプルです。



これだけで、そのイベントは成果(コンバージョン)として計測されます。
初心者の方は、
問い合わせ完了
資料請求完了
購入完了
など、1〜2個で十分です。
コンバージョン率は「評価」ではなく「変化」を見る
数字だけで一喜一憂しなくていい

GA4でコンバージョン率を見ていると、
- 思ったより低く感じる
- ちゃんと成果が出ているのか不安になる
ということは、誰にでもあります。
ですが、コンバージョン率には「これが正解」という絶対的な数値はありません。
業種やサイトの目的、集客方法によっても、適切な数値は大きく変わります。
だからこそ大切なのは、今の数字そのものよりも、
- 前と比べて上がっているか
- 何か改善したあとに変化があったか
という数字の流れを見ることです。
コンバージョン率を見るおすすめ視点
初心者の方は、次の2点だけ意識すれば十分です。
- 少しずつでも改善の傾向があるか
- 流入元によって成果に違いがあるか
この2つを見るだけでも、
どこを伸ばせばよさそうか
どこを見直すべきか
が、自然と見えてくるようになります。
数字に振り回されず、変化に気づくための指標として、コンバージョン率を活用していきましょう。
イベント × 流入元で「改善ポイント」を見つける
成果につながりやすい流入を知る
GA4では、
流入元
イベント
コンバージョン
を組み合わせて見ることができます。
これにより、
検索から来た人は成果につながりやすい
SNSから来た人は途中で止まりやすい
といった傾向が見えてきます。
改善は「流入元ごと」に考えると楽になる
たとえば、
情報の分かりやすさを強化
共感や背景説明を追加
関連記事や導線を整理
というように、相手に合わせて少し整えるだけで十分です。
初心者が挫折しないためのイベント運用のコツ
完璧を目指さない
GA4は、「完璧に設定しよう」と思った瞬間に難しくなります。
初心者の方は、
- イベントは最小限
- 改善も小さく
これを意識してください。
1イベント=1改善でOK
イベントを見て、
- クリックが少ない
- 完了率が低い
と感じたら、1つだけ改善してみましょう。
- 文言を少し変える
- ボタンの位置を調整する
- 説明文を1行足す
それだけでも、数字は少しずつ動き始めます。
数字は“変化”だけを見る
初心者のうちは、数字の良し悪しを判断しようとしなくて大丈夫です。
見るべきなのは、
- 前より少し増えたか
- 改善後に動きがあったか
という変化だけです。
数字が少しでも動けば、それは「改善がユーザーに伝わった」というサインです。
この感覚をつかめると、GA4はぐっと続けやすくなります。
イベントは「理由が説明できるもの」だけ残す
初心者のうちは、イベントを「たくさん見る」必要はありません。
大切なのは、
- なぜこのイベントを見ているのか
- 次に何を改善したいのか
が、自分の言葉で説明できるかどうかです。
理由が言えないイベントは、無理に追いかけなくて大丈夫です。
イベントを絞ることで、数字と行動が結びつきやすくなり、GA4はぐっと使いやすくなります。
まとめ|GA4は「成果への地図」
GA4におけるイベント設定と成果測定は、難しいテクニックではありません。
- 成果を決める
- 行動をイベントとして把握する
- 成果イベントとして見る
この流れを作るだけで、
何がうまくいっているか

どこを直せばよさそうか

が、自然と見えてきます。
GA4は、
数字を評価するためのツールではなく、成果に近づくための地図
です。
焦らず、完璧を目指さず、今日できる小さな一歩から始めてみてください。
イベントと成果をつなげていくことで、コンバージョン率は、確実に改善していきますよ。
